ミュージシャンは要チェックの映画「バスキア」から80年代ポップアートを感じる
こんにちは。最近、一番見たい映画は「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」です。でも一人で映画館に行く勇気がないので、おっきなお友達募集しています。
それでは今回は、昔見た映画「バスキア」を思い出しながら、バスキアとアート、ミュージシャンの関係を書いていこうと思います。
Jean-Michel Basquiat(ジャン・ミッシェル・バスキア)
ジャン・ミッシェル・バスキアは80年代のニューヨークアートに代表されるニューヨーク市ブルックリン出身の画家です。高校生の頃から壁や地下鉄にスプレーペインティングを始め、高校中退後にキース・ヘリングなどの協力を得てニューヨークで個展を開き、後にアンディ・ウォーホルと出会い作品を共同制作するようになりますが、徐々に薬物に溺れていき、1988年ヘロインの過剰摂取で27歳の若さで死去。
ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、ジム・モリソンと同じように27歳で亡くなった為、27歳で他界したアーティストを総称として呼ぶ「27Club」に入っています。ちなみにバスキア自身もGRAYというノイズバンドを組んでおり、メンバーにはマイケル・ホルマン、ニコラス・テイラー、ウェイン・クリフォードやヴィンセント・ギャロが参加していました。
映画「バスキア」
アメリカで1996年、日本では1997年に公開されたバスキアが画家として活躍し始める80年代から亡くなるまでを、主演ジェフリー・ライト、バスキアとも交流があった監督ジュリアン・シュナーベルが担当した伝記映画です。
劇中の音楽は、ベルベットアンダーグラウンドのオリジナルメンバーであるジョン・ケイルが担当。その他、デイヴィッド・ボウイ、PIL、PJ・ハーヴェイ、ローリング・ストーンズ、ブライアン・イーノ、ポーグスらの楽曲が挿入歌として使用されています。
俳優にもデヴィッド・ボウイやコートニー・ラブなどミュージシャンが選ばれた他、デニス・ホッパー、ゲイリー・オールドマン、ベニチオ・デル・トロなど豪華キャストが共演しています。
ストーリーは、無名だったバスキアがアーティストとして成功していく様と、画家や画商との複雑な関係、黒人画家への人種差別、信頼していたアンディ・ウォーホルが死去したことによってドラッグに溺れ、オーバードーズで死んでしまう彼の人生を描いています。
見終わった後スッキリする映画ではないので、ハッピーエンドや爽快なアクションを求めてる場合は、他の映画を見ることオススメします。笑
でも、アンディ・ウォーホル演じるデヴィッド・ボウイがかなりいい味出してるし、コートニー・ラブはそのままだし、いろんな意味で「面白い」映画だと思います。音楽好き、アート好きの方は観て損はないです。