お久しぶりです。土橋です。もう2014年も後半に差しかかかりました。現在開催中のサッカーW杯で日本代表はグループリーグ敗退という結果でしたが、個人的には夢を見させてもらってありがとうという気持ちです。
冷静に考えれば、日本サッカーはまだまだ発展途上で、ヨーロッパや南米、アフリカ諸国に比べて体格も恵まれていません。そんな中、ここ数年の間にヨーロッパのクラブで活躍する選手が増え、名門クラブに所属する選手も出てきました。特にW杯で優勝を目指すと宣言していたACミラン10番の本田圭佑選手。たしかに素人目にもフィジカルが弱くなり、体が重くなった印象があります。日本代表がリーグ戦で勝ち点を取れない姿を見て、日本のサポーターやメディアは本田選手を中心にバッシングを始めました。これには本田選手の強気な発言も原因になっているようです。これまでの発言、ひいてはミランで10番を付けていることにすら日本の恥だと言う人がいます。誰が何を言おうと勝手ですし、勝負事である以上、ましてや選手本人も成長や勝利を目指している以上、このような結果で厳しい意見を受けることは避けられません。
しかし、選手達がこれまでクラブや代表選で日本サッカーの歴史を何度も塗り替える結果を出してきたことも忘れていけません。それがあったからこそ、日本国民の期待値は上がり、グループリーグ敗退という結果に怒りさえ覚えてしまったのではないでしょうか。
「朝早く起きたのに時間を無駄にした」という人、「負けたけど夢を見せてくれてありがとう!」という人がいます。僕はこの考え方の違いが、普段の生活や人生に違いを作るのではないかと考えています。
その事象をプラスと考えるか、マイナスと考えるか
僕はここ数ヶ月、特に直近の一ヶ月はメンタルが落ちてしまい、仕事も音楽もこなすだけで精一杯という状態でした。
しかし、特別大きな不幸があったわけではありません。今まで通りの生活を過ごしていただけです。仕事に追われていたというのもありますが、会社勤めしていた頃に比べれば時間的にも精神的にも余裕はありました。
ではなぜメンタルが落ちてしまったのか。
おそらく(と付けておいた方が安全でしょう)、その時起こった事象を全てマイナスとして受け止めていたからです。
仕事で言えば、忙しくなれば時間が無くなります。これはマイナスです。しかし、会社員ではないので仕事が増えた分、収入も増えます。これは明らかにプラスの要素です。
音楽で言えばライブが増えれば練習や本番がありますので、これも時間が無くなります。しかし、演奏の充実感、音楽関係者やお客さんとの交流というかけがえのないプラス要素があります。
生きている中で色々な出来事が起こります。明らかに喜べる出来事もあれば、落ち込むことしかできない事もあります。でも大半は、どちらとも付かない考え方次第でプラスにもマイナスにもなるような事ではないでしょうか。それをどちらに考えるかはその人次第だと思うのです。
小さな不幸をいちいち口に出すのはやめる
そんなこと言っても、雨は降るし、電車は遅延するし、税金が上がるし、飲み過ぎて腹を下します(最近の僕)。頭の中では「やれやれ」とつぶやく声が聞こえます。今日は何個不幸があった、と数える人はいないでしょうが、この小さな不幸に気を取られすぎると「人生うまくいかないなぁ・・・」と考えてしまいます。そして、口に出してしまいます。
そうするとどうなるか。まず、周りの人が暗くなります。「大変だったね」「元気出して」と言ってくれるとは思いますが、その人にとっては小さな不幸をぐちぐちと言われても楽しいことなんて一つもありません。それに、大半の自分の感じる小さな不幸は人にとって「どうでもいい」ことだったりします。次第に雰囲気が暗くなり、その雰囲気でさらに本人も暗くなってしまうのです。
だからと言って愚痴を全く言わないのは良くありません。誰だって愚痴を聞いてほしいことはあります。それに人に話を聞いてもらわないとストレスを溜めてしまうことになります。人に共感されたり、励ましてもらうことで元気を取り戻すことも重要です。
僕自身もその日あった不幸話を全く他人に話さないことなんてできません。むしろ周りの友人に比べれば愚痴っぽいほうかもしれません。だからこそ、自分の発言や考え方を見つめ直して周りを楽しませて自分も明るくしてもらいたいと思うのです。
そんな記事を書いていたら交通事故にあいました(笑)
この記事を半分書いて保存し、あとで続きを書こうと思っていたら
交通事故にあいました。
親戚のおじさんが運転する車で首都高を走っていたら渋滞で止まっていたところにトラックに追突されました。車は走行不可。大きな怪我はありませんでしたが、人生で初めて救急車に乗りました。
なんて不幸な出来事なんだ・・・
と普通は考えることですが、むしろちょっと笑ってしまいました。もちろん大きな怪我もなく大事に至らなかったことが大きいですが、こんな経験をほぼ無傷でできるものかと。おじさんはほぼ新車の車を壊されて落ち込んでましたし、母も同乗していたので心配はしました。しかし、交通事故にあった場合の判断、救急車はどうするのか、レッカー車は誰が呼ぶのか、こういう時のためにどんな保険に入っておいたほうがいいのか。いい人生経験になりました。
これを不幸話として人に愚痴ってもしょうがありません。だから笑い話として友人に話すことにしました。友人はみんな優しいので心配はしてくれます。でも途中から「ついに(ケツ)掘られたって?」(僕が一部でゲイ疑惑が出ていることに関係して)と言う人も現れました。その方が自分にとっては気楽です。
まとめ
結局、自分の考え方次第で日常が楽しいものかどうか変わってくると思います。常に前向きでいられれば人生はもっと楽しくなるはずです。
それでも落ち込むことはあります。だからこそ、今回の記事の内容を改めて考えることにもなりました。
所ジョージは「
人生は50代から面白くなる」と言います。あの人が言うと説得力がある気もします。小さな不幸よりも、その先の人生を面白くするために、頭を使って体を動かそうじゃありませんか。