春とカメラと清澄白河
こんにちは。そして、お久しぶりです。
なんと約3ヶ月ぶりの更新です。今年に入り、正月から毎日更新しようと思ってたんですけど、10日も持ちませんでした。まぁ、誰かに約束したわけでもないのでいいですよね。
もう季節は春。春と言えば、なんでしょう。雪解け、桜、出会い、そして別れ。春だから、というわけではありませんが、最近とても悲しい別れがありました。その少し前にも大事には至らなかったのですが、家族が倒れるのを目の前で見たりして、すごく考えさせられています。当たり前のようにいるはずの人が突然いなくなってしまうのは、いつか訪れるとわかっていてもなぜこんなにも悲しいのでしょうか。
そういえば、僕の名前にも「春」が入っているのですが、僕は2月生まれです。昔、親に名前の理由を聞いたことがあったのですが、言葉を濁して答えてくれなかったので、実は自分は捨て子で近所の神社に捨てられていたところをたまたま拾い上げたら、「この子の名前は春樹です。」と書いたメモ書きが添えてあったのだろうという結論に至りました(もちろん妄想です)。
カメラ男子再始動
最近、久々にデジタル一眼のカメラを持ち出して写真を撮ってます。僕が使っているのは、5年位前に買ったCanonのKiss X4なんですけど、今はもうX7まで出ているそうです。別に4から7に数字が上がったことでどの機能が進化したのか知ってるわけでもないんですけど、なんとなく小学4年生の我が子が中学校に上がったような、うれしいような寂しいような気持ちです。でも、よく考えたら我が子どころか結婚もしてなかったのできっと気のせいですね。
春はとにかく桜という最高の被写体を目指してシャッターを切りました。近所に割と良い桜スポットがあったので、人の多いところまでわざわざ出歩かなくても集中して写真を撮ることができたのが幸いでした。川を囲むような、ちょうど目黒川のような場所があったんです。もちろん規模はもっと小さいですけどね。でも目黒川みたいに常に人がいる場所ではないので、むしろ桜だけ撮るには好都合だったのかもしれません。
清澄白河
清澄白河って実は最近まで知りませんでした。今年の2月にコーヒー界のAppleと言われている「ブルーボトルコーヒー」の日本一号店が清澄白河に出店され、各媒体で話題になりました。僕も完全にそれで知ったクチなのですが、実は清澄白河って「下町×アート」みたいな素敵な街だったんですね。でも、やっぱり意識高い系男子を目指してる僕からしたらブルーボトルコーヒーは外せない。
ということで、清澄白河に行ってきました。
僕が行ってきたのは、主にこの3箇所です。
1. 清澄庭園
2. 東京都現代美術館
3. ブルーボトルコーヒー
清澄庭園
清澄庭園(きよすみていえん)は、Wikipediaによると、
東京都江東区清澄にある都立庭園。池の周囲に築山や名石を配置した回遊式林泉庭園で、東京都指定名勝に指定されている。
とのことです。新宿御苑的な有料のお庭ですね。入園料は大人150円なので、まったく高くはありません。
全国の名石が配置してあるのが特徴で、石に名札が付いているのをよく見かけます。園内で一番高い部分を「富士山」、池の中にある小島を「松島」と名付けたりします。
ここでは鯉や鴨に餌を与えられるみたいで、子供連れの家族はとても楽しそうに餌を投げてました。あとは高齢の方が多かったですかね。僕みたいなヤングでスタイリッシュなボーイズはあまりみかけませんでした(苦情は受付ていません)。
ともかくお子さんがいるご夫婦や、ご高齢の方々には特に楽しめそうな場所でした。僕は両方とも当てはまりませんが、もちろん楽しかったです。それは僕の強靭な精神力が影響しているせいかもしれませんが。
ちなみに、奥には自由広場といって、広くはないですがシートを敷いてランチができるようなスペースもありました。
東京都現代美術館
東京都現代美術館、1995年に開館した、現代美術専門の公立美術館です。清澄白河駅から15分ほど歩きます。東京都立木場公園の北側に位置しています。
主な収蔵作品にアンディ・ウォーホルの「マリリン・モンロー」と書いてあるのだけど、僕が見た中には見つけられなかったです。出張中だろうか?
僕が行った日には、常時展示の他に「山口小夜子 未来を着る人」「他人の時間」「ガブリエル・オロスコ展-内なる複数のサイクル」という3つの展覧会が開催していたんですが、僕はその内の二つ、「他人の時間」「ガブリエル・オロスコ展-内なる複数のサイクル」を見てきました。
といっても、別に語れるほど美術に詳しくないので、素人的な感想から言うと「他人の時間」で展示されていたミヤギフトシ氏の「American Boyfriend」という映像作品が一番面白かったです。海や火のついたタバコなどの単調な映像に朗読が入っているような映像だったのですが、後ろに流れていたベートーヴェンの弦楽四重奏曲(って書いてました)があまりにもマッチしすぎて最後まで見入ってしまいました。
その心地良さは、となりに座っていた女の子がこっくりこっくりとうたた寝をしてしまうレベルです。いつもであれば、「ほらほらちゃんと作品を見ないと」と言うところですが、そのベートーヴェンと朗読を聞いていると「今回は許してやるか」と思ってしまうわけです。
ちなみに、女の子はまったくの他人なので、気付いたらいなくなってました(苦情は受付ていません)。
ブルーボトルコーヒー
さて、最後はブルーボトルコーヒーなんですが、結果的に言うと入れませんでした。
正確に言うと、入りませんでした。
すでに約100名近くの行列ができていたので、そこまでしてコーヒーは飲みたくないし、実はその時、本当はファンタが飲みたかったんです。
ここは、もう少しブームが落ち着いてから行くことにします。
まとめ
江東区とか下町のほうって特に興味はなかったのですが、思ったより静かで雰囲気もよかったですし、大きな公園がいくつかあったり、比較的若い人が営んでいる古書店があったり、チョンマゲ姿のおじさんが店頭で声をかけてくる佃煮屋さんがあったり、住み心地は悪くなさそうだなと思いました。
春は出会いも別れもありますが、特に出会い(主に女子)に期待しながら夏に備えようと思います。
ではでは。