フリーランスのWebデザイナーとして活動するために必要だと感じた事【厳選5つ】

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仕事場

お盆ですねぇ。実家の岩手に帰省中です。寒い・・・。連日天候が悪いこともあって体調崩してしまいました。今年は特に寒いみたいで農作物に影響が出ているとのこと。東京の暑さにもまいりますが、夏なのに寒いのもどうかと思います。

今日は自分がフリーランスのWebデザイナーとして生活している中で、これが大事だなと思うことを書いてみようと思います。
あくまで個人的な体感で書くのですが、一応来月でフリーランス丸4年になるのでこれからフリーランスを考えている人に少しでも参考になればと思ってます。

また、重要度も付けてみようと思います(最高★5)。

技術・知識(重要度:★★★★)

パソコンでプログラミング

当たり前ですが、技術や知識がなければ請け負うことができる仕事の幅が狭くなります。
WebデザイナーだからデザインとHTMLとCSSだけできればいいという時代はとうの昔に終わってますし、Webサイトの形態もWordpressなどの普及により単純な静的ページで終わることは少なくなりました。PHPやJavascript、その他の言語やフレームワーク、サーバー関係やSEOなど、技術や知識は持っていればいるほど力になります。

ただし、これらを幅広く習得するには時間が必要です。経験する機会もないと手を出すこともないかもしれません。自分も全ての技術・知識を習得しているわけではありません。なので、日々勉強することが大切になります。
個人的には、ちょっと背伸びした案件を請けて四苦八苦しながらこなすことが一番いいと思います。
僕が特にそうなのですが、仕事ではない状況でプログラム言語の習得などをやろうとしても全く身が入らず、専門書を買って終わりということが多いので・・・。それよりは多少プレッシャーのある中でやったほうが集中して成長できると思います。できなかった時のことを考えると吐き気がするので、なるようになる精神でやりましょう!

重要度はもちろん高いですが、仕事の内容によって求められるものは変わりますし、どうしても解決できないことがあれば先輩に頭を下げて相談に乗ってもらうなり、アウトソーシングでお金をかけて解決してもらうこともできるので、重要度★4とします。

センス(重要度:★★)

ロゴをデザイン

実際、センスの違いってあると思います。センスがある、センスがない、センスが合わないというのは感じることがあります。「自分にもっとセンスがあったらいいのに・・・」と考えることも(たくさん)ありますし、他人のデザインを見て「あぁ、この人センスあるわ」と感じることも多々あります。

センスがあるって良いことです。当たり前ですが。すごく助けになります。

でも、センスがないと仕事ができないなんてことはありません。だいたいセンスの基準というのも、それを判断する人のセンスによるのでかなり曖昧です。

正直、自分にはセンスがないと思ってます。周りのデザイナーを見ても「いつも短時間で良いデザイン作るなぁ」と思いますし、普段全く関係ない仕事をしている人に『ちょっと趣味でチラシをデザインしてみたけどどうかな?』なんて言われた時に「いやいや、あんたその辺のデザイナーよりセンスあるよ」って思うこともあります。

でも仕事になったらセンスがないなんて言い訳にもなりません。とにかくやるしかないんです。
じゃあ、どうするか。センスがなければ努力と時間をかけるんです。だいたいこれでなんとかなります。しんどいですけど、カバーはできます。なので重要度★2とします。

誠実さ(重要度:★★★★★)

スーツのビジネスマン

誠実さは、Webデザイン・フリーランスに限らず仕事をする上で最重要になると思います。

・口では調子のいいことを言って納期が守れない人
・自分の範囲以外のことは全く考えず連動性がない人
・連絡が遅い人

結構います。

・納期に間に合わなそうな時に早めに連絡して調整の相談をする
・コーダーがやりやすいようにPSDファイルのレイヤーを整理する
・決まったことは早めに連絡する

相手のことを考えて、その時できることをやるということです。
僕は誠実さはごまかせないと思ってます。
100%そのまま返ってきます。

誠実さが伝われば、相手に信頼してもらえますし、自然と評価も上がります。たとえミスをしてしまっても正直に謝ってちゃんと対応すれば大きな問題にはなりません。
なにか小学生の道徳みたいな話ですが、重要なのにできてない人が多いんです。
逆に、誠実さを常に持っていれば、技術や知識、センスがなくても仕事はやっていけます。
そのくらい重要だと思うので、重要度★5とします。

コミュニケーション能力(重要度:★★★)

ビジネスミーティング

自分で営業をする場合、または知り合いに仕事を紹介してもらう場合など、必要最低限のコミュニケーション能力が必要になります。ものすごくトークがうまい必要もありませんが(あればなお良し)、やはり将来的にお客さんになるかもしれない人や力になってくれる人を前に何も喋れないというのはよくありません。
フリーランスになるくらいなのでそんな人いないかもしれないですけど、積極的に挨拶したり笑顔で冗談の一つでも言えるくらいがちょうどいいと思います。

また仕事を請け負う時も、見積もりを立てたりWebサイトの仕様を詰めるために何回かクライアントとやりとりをすることになります。この時にこちらの要望を正確に伝えられなかったり、きちんと確認を取れていないと想定外の費用や仕様でお願いされてしまう可能性があります。

相手に迷惑をかけないため、そして自分を守るためにも最低限のコミュニケーションは取れるようにしましょう。重要度★3とします。

ビジネスへの興味・関心(重要度:★★★★)

ビジネス街

フリーランス(自営業)になったら、やはり売上のことを考えるようになるのが自然です。毎月の売上や経費、税金の計算など会社員より経営について考えるようになると思います。
なんとなく目の前の仕事をこなすだけの生活をしていると、いつしか時代に取り残されます。
来年はどのくらいの売上を目指すのか、売上を上げるためにどのような努力をするのか、常に考えるようになります。

また、僕個人としてはWebデザインのことだけを考えるのはかなり危険だと思います。
これからIT業界はどんどん変わっていきます。企業がWebサイトを持たなくなる時代も来るかもしれません。(事実、Webサイトを持たずSNSだけで会社案内をしている企業・店舗もあります。)

気付いたら仕事がなくなった・・・ということがないように、常にビジネスに関心を持っておくべきだと思います。
IT業界に限らず色々な業界に興味を持つことも大切です。クライアントと話す時、他業界の人と話す時、Webデザイン以外のことを知っていることが必ず力になります。Webサイトを作ることがゴールではなく、誰しもがビジネスを成功させることが目標なのでたとえWebデザインの範囲外でもアイデアを出すことができれば自分の評価は上がります。

フリーランスであることを活かし、Webデザインに限らずビジネスへの興味・関心を持つことが大切だと思いますので、重要度★4とします。

まとめ

という感じに偉そうに書いてしまいましたが、自分も全て完璧にできているわけではありません。

ただ、できていること、できていないことがダイレクトに響いてくるのがフリーランスです。これ以外にも細かいことが色々あるのですが、今回は5つに厳選させてもらいました。

リアルな体感としてフリーランスへの転身を考えている方、最近始められた方に何か一つでも参考になればと思います。

自分もより高みを目指し精進します!頑張ろう!